【マイクレビュー】選ばれるハンドヘルド・ダイナミック型マイク達

マイクの沼田です!

「SHURE(シュア)の58(ゴッパー)があれば良し。」
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この意味するところ。
ハンドリング・ノイズが少なく、近接のフカレも対策済み。そして何より、(グリルはともかく)壊れにくい!商品価格も、往時は“さすが舶来モノ”な、今よりも数倍の金額で取引されていた高級品。
そしてもちろん、そのパワー感の出やすい音質こそが、「ラウド」、「パワー」がひたすらに求められていた時代のライブPAシーンで、さぞかし重宝した事と思われます。

大きな声では言えませんが、Made in USA から各地に生産地が変わって行き、着々とリーズナブルになった58は、ますます市場を席巻し。
もちろん、現在も最前線で活躍する、その製品としての完成度の高さは、やはり最上級のリスペクト!

ですが!!
1966年登場のSM58。登場から半世紀を迎える現在、58以外の選択肢はないのか?

もちろんあります!

パワーレック 6Fフロアには、連日、「ライブハウス、リハーサルスタジオにある58以外のボーカルマイクの選択肢」を求め、ご自身に合ったマイクを探しに、多くのボーカリストさんが来店されます!
ハンドマイクだけで50種類以上が並ぶ当店マイク展示!(←コンデンサー型含む)
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試聴室でじっくりご試聴頂けます!
そんなご来店のボーカリストの皆さんに、試聴され、選ばれてきた「58以外のマイク達」選抜アイテム(2016年2月現在)を一挙ご紹介!

1) SENNHEISER e945
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このマイクも随分と市民権を得て参りました!58で知られる単一指向よりも狭めのスーパーカーディオイド指向性は、いわゆる“音カブリ”が少なく、ステージでの音声の集中力が得やすく、繊細な表現が伝えやすいと評判!
ゼンハイザー社は、ドイツの名門マイクロフォン・メーカー。そのノウハウが集約されているこのevolutionシリーズは、高級路線で知られるゼンハイザー社製品の中では、かなり平和な価格帯のライン!そして、もちろんMade in Germany!多くの“58ライバル機”の中で、頭一つ抜けた人気を誇っています!

2) HEiL PR20
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これまでに無い“ラージダイアフラム”搭載の、新興勢力筆頭USブランド『HEiL Sound(ヘイル・サウンド)』のスタンダード・モデル!“58”からの持ち替えでも違和感の無いオーソドックスな「しっかりとしたミッド」タイプの音質。でも、その解像度は圧巻!モニターから聴こえて来る自分の声が遥かに明瞭になる様に、熱心な愛用者、続々増加中!同モデルに更なる高域のキラメキ感が加えられたモデル『PR22』も人気です!『PR20』、『PR22』、いずれも銀、金、黒、3色のグリルが付属している事も見逃せません!(笑)

3)HEiL PR35
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前出の『PR20』、『PR22』のコンセプトが更に推し進められたHEiL社のフラッグシップ・ハンドヘルド・モデル!
その周波数特性を見たエンジニアさんから「コンデンサー・マイクかと思った!」との発言も生まれた、並外れた高性能。周波数特性の広さだけではない、全ての帯域に渡る“音の明瞭感”。コンデンサーマイクからの持ち替え案件も発生中の、“異次元”な新生代ダイナミック型マイクロフォン代表!ここ日本でも、音にこだわるプロ・アーティスト達に選ばれ始めています!

4) beyerdynamic TG V70d
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もうひとつの独老舗マイクロフォンメーカー、ベイヤーダイナミック社が産み出す、伝統的ダイナミック型マイクロフォンの良心!マイク造りのイロハを知り尽くした名門による、ハイファイなだけでは無い、豊かな中域の表現力が着実なファンを獲得中!ハイエンドの伸びを重要視した兄弟モデル『TG V71d』も人気です!

5)TELEFUNKEN M80
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“ひとつ上の高級ダイナミック型マイク”シーンの立役者!
ゴージャスなボディに映えるその名門ロゴが体現する、確実な音の存在感!
表現が集中する部での“甘く太いサウンド”が多くのボーカリストを魅了中のマイクロフォン、Made in USA!

一挙ご紹介致しました!
多くのボーカリスト達が試して選んだ結果のチャートゆえ、かなり信憑性の高いリストになっている事と自負します!(笑)
「なかなか試聴する環境が無い」皆様、是非是非、参考になさって下さい!

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