「Studiologic Numa concert」と「YAMAHA CP4 STAGE」徹底比較レポート

「Studiologic Numa concert」展示開始しました~!

 

鍵盤堂 ナカヤマです!

 

今回は、海外のハイエンドのピアノと定番のヤマハのステージピアノのスペックを比較しながら、実際のところ、どうなのか比較したいと思います!

 

まずは「Studiologic Numa concert」からご紹介します!

 

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Studiologicと言えば、鍵盤堂のアイテムだと「Sledge」422011_main_l_2015092714511

 

がありますが、他にもMIDIコントローラーを取り扱っているブランドで豊富な種類があるのが特徴的です。

その中でもハイエンドとされているステージピアノが今回ご紹介する「Numa concert」です。

2013年に発売されて以来、制作系の方にも多く愛用されているモデルです。

具体的にどこがハイエンドとされているのか見ていきましょう。

 

◎1GBの大容量サンプリング音源

 

「Studiologic numa stage」に搭載されているピアノとは別の、さらに容量の大きいコンサートグランドピアノの波形を収録。ポイントとしては、1つ1つの鍵盤に対して、5つのマイクを使用し、9つ段階を設けることによって、よりリアルなピアノのダイナミクスを再現できるように作られている点です。スタインウェイやイタリアを代表するファツァオリなど有名な音源がサンプリングに使われています。

他の内蔵サウンドにはDSPプロセッサーによりサポートされた1GBのサンプルメモリーも搭載されています。

 

◎FATAR製 木製鍵盤採用

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キーボーティストにとって鍵盤タッチは大切な判断材料になりますが、イタリアのFATAR製鍵盤に関しては、信頼度が高く、「あぁFATAR製ね!」という会話もしばしば聞けるほど定評があるタッチです。他メーカーでも自社の鍵盤を使わず、FATAR製を使用しているという機種もあるほどです。

 

◎FATARタッチを自分好みに設定!

なかなか面白い機能を発見しました。

「Numa concert」の右側には「Fatar touch」というボタンがあるのですが、これはユーザーのベロシティーカーブを記憶して、呼び出すことのできるボタンだそうです!

画期的ですね~。

 

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使い方は簡単!ボタンを押して、鍵盤の演奏を始めると

本体が習得し始めます。実際にFatar touchを使うと、よりピアニッシモやフォルテッシモの幅が広くなり、表現力が高い演奏になります。演奏者の癖もちゃんとキャッチしてくれるので、快適に演奏することができるんですね!

 

 

次に当店でも定番の人気を誇る「YAMAHA CP4 STAGE」を見ていきましょう。

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◎ヤマハ最高峰のグランドピアノ「CFX」音源搭載

やはり、自社の開発した最高峰のグランドピアノの音源を積んでいるというのが1番の大きなポイントとなるでしょう。こちらは、通常グランドピアノは1千万円程度となかなか購入するまでに至れない金額にはなってしまいますが、そういった音源がこんなコンパクトな筐体の中に入っているという贅沢が良いんですよね。S90シリーズでも定評の「S6」やCP80まで収録されています。

ヤマハ好きにはたまらないですね~

 

◎ヤマハ製の木製鍵盤を搭載

 

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木製象牙調ウェイテッド鍵盤 NW-GH鍵盤 は、実際に演奏してみると非常に滑らかで弾きやすいですね。CP300CP33シリーズ、CP50(GH鍵盤)と比較すると、鍵盤のタッチが明らかに変化していて、前のタッチだと「ハキハキ」「硬め」という印象が非常に強くて、それはそれで好きだったんですけど、このCP4のタッチも良い意味で軽やかになっていて弾きやすくて好きですね!

これだけのクオリティの音色と鍵盤タッチが入っていて、20万円を切るのですから凄いですよね!

さて、ここからが本題です。

比較してみると、どちらにも魅力がありそうな感じですね・・・。

 

◎重さだけだとCP4が勝ち!

「Numa concert」以下:NumaCは20Kgに対して、「CP4 STAGE」以下:CP4は17Kg!

木製鍵盤を搭載しながら、持ち運びを考えているキーボーディストにとって3Kgの壁は大きいのです。

どんなにタッチが良いとしても、88鍵盤で持ち運ぶために考えられているCP4は強いですね!

純正ケースもキャスターつきで持ち運びしやすい、ポイント高めです!

 

◎内蔵音源はNuma concertがやや優勢か?

サンプリングの音源元を比較すると、自社のピアノを使っているヤマハも、もちろん良さがあるのですが、NumaC1GBもの波形を搭載し、かつ9つのレイヤーでこだわりぬいて作っているので、実際に弾いてみると抜けが非常に良く、立体感のある明るいピアノサウンドに仕上がっています。個人的には、CP4のCFXのグランドピアノの素直で自然なピアノサウンドより、好みでした。

 

◎鍵盤タッチはどちらも優秀

NumaC:TP/40 WOOD(木製ハンマー・アクション) CP4:88鍵盤NW-GH(木製象牙調)

 

象牙調でサラサラな鍵盤がNumaC

象牙調でつるつるの鍵盤がCP4

 

と、わかりやすく分類してみましたが、実際に演奏していると指にいち早くフィットして、弾き易い!と感じたのはCP4 でした。特に、トリルなど細かな動きをするときには、1つ1つの鍵盤に対して指がしっかりフィットしている感じがしましたね。

NumaCは少しコツがいります。最初はサラサラで滑りやすいと感じていたタッチが、Fatartouch機能を使うことによって、時間をかけていくと自分の指にフィットするようなタッチに変えることができます!実際には鍵盤は変わっていないのに、ベロシティーやアタックの良さをコントロールすることによって、演奏者の希望に応えてくれるというのはうれしいですね!

 

どちらのモデルも20万円以下でハイスペック、鍵盤タッチもそれぞれ個性がありますので、お好みで選べますね!

 

鍵盤堂ではどちらも比較できるように展示していますので、是非お試しあれ!

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