遂に『9』へ!Cubase、メジャーVer.アップ!【Steinberg Cubase 9】★動画あり★
2014年 Cubase Pro 8.0
2015年 Cubase Pro 8.5
そして、
“最高の音楽クリエイト環境”を創造すべく、期待の高まる中、リリースされたメジャー・バージョンアップ。
2016年 Cubase Pro 9.0!
“クリエイター”ツールとして、他のDAWと進化の行程を異にする老舗銘柄、『Steinberg Cubase (スタインバーグ・キューベース)』。
そのストーリー。
当時のコア・ユーザー達のクリエイティブ・ツールであったCOMMODORE、ATARI、そしてMacintoshベースのMIDIシーケンス・ソフトとして、“コンピューター・ベースによる音楽制作環境”を提示したオリジネイターのひとつとしての始まり。
その後、MIDIとオーディオを統括しての一元編集を実現、現在のDAWシーンの立役者となる、そのあまりに大きな功績。
その過程において、VST、ASIOといった、DAW音楽制作環境における“スタンダード”を発案した、その先見性。
そして、現在、Mac、Win、両ユーザーから等しく支持を集める、稀有な存在である事実。
長年のCubaseユーザーであり、Cubaseのデモンストレーションのスペシャリストであるアーティスト・青木繁男(あおきしげお)氏は語ります。
更新された『Cubase Pro 9』は、“新しい音楽を求める方に最適なツール”であると。
VST5の時代からの10数年以上に渡るCubaseユーザーである青木氏は、現在、自身のシステムでは、
「制作ベースはWindowsで、ライブの持ち出し用はMacで、」
Cubaseを使用する事が多いとのこと。
Win、Mac、いずれの環境でも、フル駆動を実現している、そのSteinberg社の基本プログラミング技術の高さ。
そして、その機能をもって、ミュージシャン、クリエイターを刺激する“ツール”として存在させる、その設計思想。
磐石のクリエイター’s DAW、それが、『Steinberg Cubase』。
2016年12月、メジャーVer.アップを迎えた『9』に搭載された新機能群。
「欲しかった機能が追加された」と青木氏が評する、その新たな機能とは?
12月某日、プレス発表会場でのデモンストレーションにおいて、青木氏は、実際に試用してみた『Cubase Pro 9』の感想として、5つのポイントを挙げ、新機能を語ります。
1). 更に使い易くなったユーザー・インターフェイス。
2). 新たなる「サンプラー・トラック」の搭載。
3). 制作時の履歴(ヒストリー)の強化
4). 新搭載エフェクトの高い利便性
5). 強化されたマーカートラック
1). 使い易くなったユーザー・インターフェイス
8.5までのユーザーであれば気がつく、CubaseのGUIの下部に新たに設けられた“下”ゾーン。フェーダー、MIDIデータ、オーディオ波形etc.etc.、編集作業に応じて展開される、新たなるウィンドウの設置。
新たなるミキシング・フェーダーの表示の他、MIDI、オーディオのエディター表示もこのゾーンに。
下ゾーンに関連して、左右に展開するゾーンにエディット項目が表示される。
更には、再生停止を司るトランスポート・バーでさえも、デフォルトで下部のバー部に固定設置される、斬新なウィンドウ配置。
これらは、昨今の、ラップトップPCでのDAWユーザー比の高まりを背景に、“ラップトップでも使い易い、シンプルに見易いウィンドウ配置”を鑑みた結果であると。
Steinbergを「“ユーザーに使い易い”、を考えるブランド」であると評する青木氏。
「シンプルに、見易くはなりましたが、でも、情報が削られている訳ではないんです。」
ユーザー・インターフェイスさえも、慣例にとらわれる事無く、更なる進化を求める姿勢。
Steinbergが“止まらない”理由です。
★デモンストレーション動画はこちら!
2). サンプラートラック(Sampler Track)の搭載
「新しい可能性を感じる」、と青木氏も絶賛する、今回の目玉的新機能。
VSTインストではない、独立したサンプル・プレイヤーを内包した、新たなるトラック。
オーディオ素材を切り、貼り付け、コピー&ペーストによりトラックを組み上げる、昨今のDAWの常套手法。
ここで問題となる、オーディオ素材の「リリース」と「次なるオーディオの発音タイミング」が重なった際の発音限界。
これを「サンプラー」で発音させる事により、MIDI制御で、音声の「リリース」も自在に設定、もちろん同時発音も実行できる制御下で、発音の制限によるストレス無く、サウンドを組み上げ、トラックの構築が可能に。
「サンプラー」専用のトラックとする事による、オーディオ・トラック上のオーディオ素材との密な連携。極めてナチュラルに「サンプラー」を使用出来る、という新たな感覚。
“クリエイティブ・ツール”Cubaseの、更なる進化です。
★デモンストレーション動画はこちら!
3). 履歴(History/ヒストリー)機能の強化
これまでも「編集履歴」ウィンドウ上で、行ってきた作業のタイムラインを遡る機能は存在しましたが、今回の『Cubase 9』では、「ミックス(MIX)」、「プロジェクト(Project)」、それぞれの編集ベース毎に履歴が記録されます。これにより、例えば、ミックス・コンソールの「アンドゥ/リドゥ(Undo/Redo)」が可能に!実際の作業においての“聴き比べ”が、よりスムースになりました。
左ゾーンにエディットの履歴がズラリ!
時間の遡りも一息!
同行の当店スタッフも「これはイイ!」と太鼓判を押す新機能。積極的に活用してみたい機能です。
(※『Cubase Elements』には、ミックス・コンソールのアンドゥ/リドゥ機能はございません。)
4). 新搭載のエフェクター
新たに『Cubase Pro 9』搭載されたパラメトリック・イコライザー『フリクエンシー(Frequency)』の画面。
そこに・・・鍵盤のグラフィックが!
ミュージシャンならば、容易にイメージできる「A3=440Hz」の感覚を、プラグインの画面上で視覚的に表示しています。
“ミュージシャン’s ツール”である『Cubase』の、ユーザーへのきめ細かい配慮です。
(※『Cubase Artist』、『Cubase Elements』には、『Frequency』は付属致しません。)
5). マーカートラックの増強
『Cubase Pro 9』において、一気に10まで拡張されたマーカートラック数。
実際に、ライブ現場での活用法を青木氏が披露。
「例えば、ライブの曲ごとのマーカートラックを組むことによって、 “xxxの曲の2サビから始めましょう。”という指示にも瞬時に応えら得ます。」
Cubaseの “制作”から“プレイバック”までをシームレスにカバーする、幅広いポテンシャル、その活用を支える機能強化です。
(※『Cubase Artist』のマーカートラック数は1、『Cubase Elements』には、マーカートラック機能はございません。)
数々の刷新により、磨き上げられた、新たなる『Cubase 9』。
パッケージ版の発売は12月9日より!(Elementsのみ12月15日発売)
■Steinberg Cubase Pro 9
■Steinberg Cubase Artist 9
■Steinberg Cubase Elements 9
シンプル&クールな小型パッケージでの発売です!
様々なキャンペーン、イベントも予定されています!
しばらくは、新『Cubase』の動きから目が離せませんね!
ヤマハ・中島さんとCubase Pro 9と!
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