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NATIVE INSTRUMENTS 【KOMPLETE 11、“新”美味しい音源！】シリーズ　番外編：REPLIKA XT

2017-05-05

2016年、「11」へVer.アップを遂げた大定番プラグイン音源&エフェクトバンドル
【NATIVE INSTRUMENTS / KOMPLETE】シリーズ。

「11には、こんなに美味しい音源がいっぱいですよ！」

とは、EDMやPOPSの制作で【KOMPLETE 11 ULTIMATE】を使用中のNATIVE INSTRUMENTSプロダクト・スペシャリスト・O氏。
O氏が注目する「11」から新規に投入された“美味しい”音源をご紹介、前回で、一端の最終回を迎えました本連載。

シリーズ連載： “新”美味しい音源

・第1回～FORM
・第2回～STRUMMED ACOUSTIC
・第3回～UNA CORDA
・第4回～INDIA
・第5回～EMOTIVE STRINGS
・第6回～SYMPHONY ESSENTIALS
・第7回～FLESH

今回は、番外編として、“音源”では無いアイテムのご紹介を！

【KOMPLETE 11、“新”美味しい音源！】番外編、お送りします！

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—-　連載タイトルからは外れてしまいますが、どうしてもご紹介したい製品、11より新たに加わったディレイ・エフェクト『REPLIKA XT』を紹介します！
（『REPLIKA XT』は、【KOMPLETE 11 ULTIMATE】に含まれます。）

●ディレイはみんな大好きですよね！しかもNI社のディレイ、となると、俄然、気になりますね！

—-　まずはそのパフォーマンスをデモ・トラックで聴いてみて下さい！

★DEMO TRACK：【REPLIKA XT Audio Demos – Mixed Sounds Demo】

●おぉ！凄いですね！一見、シンプルなルックスですが、相当に多彩なディレイですね！

—-　そうです！『REPLIKA XT』には、5つのディレイ・モードが備わったマルチ・モード・ディレイです。いわゆる、昔からのディレイ・サウンドやエンジニア的な目線のオーソドックスな使い方から、クリエイティブな目線の最先端のダンスミュージックまで幅広くカバーできるディレイになっています！

5種類のディレイ・タイプ：
▪ Modern: クリーンで正確な反復音
▪ Vintage Digital: 初期のサンプラーやデジタルディレイのような暖かくラフなサウンド
▪ Analogue: バケツリレー(BBD)式ペダルのダークで霞んだアナログサウンド
▪ Tape: 有名なテープエコーマシンの有機的な特性を再現、特有のパンチのある滑らかなサウンド
▪ Diffusion: 物理的空間では存在しえない特殊な反響音

●ディレイ・モードには、『Analogue』や『Tape』といったキーワードも見えますね！それぞれ、いかにもな音がしています！そして、NIらしさ全開、なのが、やっぱり『Diffusion』でしょうか！？すごく深い音ですね！

—-　『Diffusion』は、物理的には非現実的な空間のディレイですね。『REPLIKA XT』には、そうした5つのディレイ・モードのディレイをシングル/デュアル（単体使用/2基同時使用）で切り替えて使用出来、デュアル時には、接続モードもシリアル/パラレル（直列/並列）を選択して使用出来ます。

●画面も現在の状況が非常にわかり易く表示されていますね！

—-　そうですね。そして、ディレイ・セクションに加えて、フェイザーやフランジャー、フィルター、更にはピッチ系までセレクトできるモジュレーション・エフェクトのセクションも装備されています。これらを組み合わせて、先に聴いて頂いた様な、ディレイのみで様々なサウンド・スケープを作り出す、本当に幅広い表現能力が『REPLIKA XT』の魅力ですね！

Modulation effects are available:
▪ Phaser ▪ Flanger ▪ Chorus
▪ Freq Shifter ▪ Filter
▪ Pitch Shifter ▪ Micro Pitcher

●それだけ多機能、という事は、やはり、ある程度の音作りのスキルが必要なのでしょうか？

—-　いえいえ、グラフィカルなユーザー・インターフェイスは、視覚的にもエフェクト効果が見易く、操作も簡単です！例えば、ディレイやエフェクトのタイプ毎に主要なパラメーターが整理されてツマミがスタンバイされますので、細かなニュアンスの変更へのアクセスも非常にスムースです！

●あ、本当ですね！ディレイ・モードを変更すると、並んでいるツマミのパラメーターの種類も変わっています！例えば・・・、おっ！

『Analogue』ではBBD（Bucket Brigade Device：BBD素子）のタイプが選べるのですね！
『TAPE』だとTape Age（テープの経年変化）というツマミが出てきます！
『Modern』に出て来たSatulationツマミは、・・・おぉ！TUBE（真空管）サチュレーションを加えられると！
各々のパラメーターの変化も実際に触ってみると納得の変化具合ですね！

—-　判り易く、かつ的を得ていますよね！モジュレーター系も同様に必要なパラメーターが、シンプルかつ的確に並んでいます。

●確かに、判り易くて、使い易いです！

—-　そうした積極的な音作りが簡単に出来る、という事に加えて、『REPLIKA XT』には、オーソドックスなタイプから、トリッキーなものまで、沢山のプリセットが予め用意されています。そして、そのプリセットが本当に素晴らしい！更に、そこには、FunkstörungやRichard Devineといった実力派アーティストや、一流のエンジニア達が作成したプリセットも含まれています！このプリセット・ライブラリーだけでも相当な価値があるのではないかと思います！

●本当に沢山のプリセット数ですね！参加アーティストのラインナップも豪華です！確かに、このプリセットを選んでいくだけでも創作意欲が刺激されますね！そして、何より、音がいい！

REPLIKA XT features custom presets by some of today’s leading sound artists, including:
▪ Funkstörung ▪ Richard Devine
▪ Roger Lyons (Lionrock、 engineer/programmer for Kaiser Chiefs、New Order、Ultravox)
▪ Marcus Byrne (keyboards/programmer for Take That、 ELO、Gary Barlow、Annie Lennox)
▪ Chris Shaw (producer/engineer for Bob Dylan、Public Enemy、Ween、SFA)
▪ TOM and His Computer (Lulu Rouge)

—-　いいですよね！私も、自身のEDM系楽曲制作時、サビ直前のビルドアップの際に、この『REPLIKA XT』をインサートしただけで、あまりの良さに興奮してしまったほどです（笑）是非、この興奮を皆さんにも味わって頂きたいですね！

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★DEMO TRACK：【REPLIKA XT Audio Demos – Devine Demo】
『REPLIKA XT』のプリセットとして複数種のエッジの効いたサウンドを提供しているRichard Devineのデモ・トラックです！

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「10」以前のユーザーの方、そして、新規ご購入をご検討の方！
という訳で、選ぶなら、『REPLIKA XT』の入った、『KOMPLETE 11 ULTIMATE』がお薦めです！※『KOMPLETE 11』には、機能シンプル版の『REPLIKA』（ディレイ数1、ディレイ・モードが3種のみ、モジュレーションが2種のみ、更に、各パラメーター数が少なくなっています。）が付属します。

■NATIVE INSTRUMENTS / KOMPLETE 11 ULTIMATE
■NATIVE INSTRUMENTS / KOMPLETE 11 ULTIMATE アップグレード[for K8-11]優待版
■NATIVE INSTRUMENTS / KOMPLETE 11 ULTIMATE アップデート優待版

★from Mr.O = Soichi Ono

そして、本連載を終えて・・・
★O氏 = Soichi Onoさんからのコメントです！

「ここまで、ざっと11からの新規搭載音源群、そしてエフェクターを見て参りましたが、どれも即戦力になるものばかりです！しかも、どれも少ない工数で楽曲制作にアイデアやバリエーションを与えてくれるものばかりです！
NI『KOMPLETE 11』シリーズの導入で、
楽曲の完成度を上げるも良し。
新たなジャンルに挑戦するも良し。
楽するも良し。（笑）
悪いことは言いません、迷っている方は、『KOMPLETE 11』、絶対買い！ですよ！」

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