コンマ(.)5のverアップ、の、“目を見張る”新機能!『WaveLab Pro 9.5』☆動画あり☆
“オーディオ編集”ソフトウェアの名代、Steinberg社『WaveLab』。
同社『Cubase』、『NUENDO』を始めとするDAWソフトウェアが全盛の現在、『WaveLab』は、特に「マスタリング」というキーワードで想起されるオーディオ編集ソフトウェアとして知られています。
しかしながら、今期のバージョン・アップで図られた機能群の先進性、“プロフェショナルの現場”にこそ望まれるであろう機能性を見るにつけ、「マスタリング」のみならず、改めて“オーディオ編集”専門ソフトウェアとして鎮座する『WaveLab』の“真骨頂”が明瞭化しました。
今、新バージョンの『9.5』。
わずか、コンマ5(.5)のアップ。
しかしながら、その“革新性”は、目を見張るモノがありました。
製品デモンストレーションが行われた、2017年10月、東京某所。
その場にいた人々の“度肝を抜いた”、『WaveLab Pro 9.5』が見せた、この機能。
☆新機能 「オーディオ・インペインティング (Audio Inpainting)」!
『WaveLab Pro』では、オーディオの信号を、一般的な波形表示・・・
・・・とは異なる「スペクトログラム」でも表示できます。(↑↓上下の画像は同じ素材の表示です。)
周波数をグラフィカルに描き出すこの表示手法。
こちらを活用した、例えば、画像編集ソフトウェアでは日常的に行われている編集テクニック、
「インペインティング」・・・
・・・を オーディオで!?!?
なんと、『WaveLab Pro 9.5』は、実現しました!!!
その様子を動画でご覧下さい!
↓↓↓
多くの制作現場で起こりがちな、
「このテイク、最高なのに、なぜこのノイズがここに・・・!!」
という困った状況。
そんな折に、「オーディオ・インペインティング」処理を実行!
↓↓↓
様々なジャンルの方にとって、大きな大きな“光明”となる事、間違いナシのこの機能!
皆さんの周りの方々にもに、是非、教えてあげて下さい!!!(笑)
その他にも、“DDPファイルをいきなり再生してしまう”、
「DDPプレイヤー」
を新規開発!
↑↑↑
なんと、ライセンス・フリー、とのこと!!!
こちらも、待望の、という方が多いのでは??
また、
・プラグインの更新
・一括処理の項目追加
等々、様々な“お役立ち”機能追加が図られています。
今回、動画で『WaveLab Pro 9.5』を操り、新機能を実演・紹介頂いた中村フミトさんは、レコーディングからミキシング、そしてマスタリングまで行うエンジニアとして、あるいは音楽ディレクターとして、幅広い種類のお仕事をカバーされています。
そんな中村さんが『WaveLab』に感じているメリットとは?
『WaveLab』以外の、同社『Cubase』等、DAWソフトウェアも日常的に利用されている中村さん。
中村さんがおススメする、例えば『Cubase』を御利用の方へのこんな機能。
『Cubase』でミックスを行いつつ、波形の編集の折には
『Cubase』上から『WaveLab』を呼び出す、
という連携。
『Cubase』だけでも基本的な波形編集は出来ますが・・・
実は、本国Steinberg社内で、『WaveLab』の開発は、『Cubase』とは別のチームが行っており、例えば、今回の目玉フィーチャー「オーディオ・インペインティング」が、『Cuabse』あるいは『NUENDO』ではなく、オーディオ編集の専門ソフトである『WaveLab』に搭載されたのも、そうした背景があってのこと。
今でこそ標準機能である『Cubase』、『NUENDO』からの『WaveLab』の呼び出し連携(File Exchange)も、当初には無い機能でした。
そして、現在、例えば曲全体のトータル・プロデュースは『Cubase』で、緻密なオーディオ編集は『WaveLab』で、という両者の連携利用で、それぞれの得意とする専門分野を行き来し、より高次元な制作・編集を実現出来る様になっているのです。
また、様々なお仕事にリーチされている中村さんは、着々と強化されてきた『WaveLab Pro』の従来からの機能にも大変助けられているとの事。
例えば、様々な編集機能を「複数ファイルへ一括指示」できる機能(Batch Processor)。←こちらも、今回のver.アップで、機能強化されました!
例えば、こんな事が可能です!
↓↓↓
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例1) セリフ録りの場合、1回で数千に登るファイル数を数える事も。そして、録り作業終了後に、「じゃ、全部のファイル名の先頭にxxx-と入れておいて下さい。」というサラッとした依頼が・・・
→『WaveLab』ならば、すぐに対応可能です!
例2) 別の現場で、トリートメントし終わった、これまた多数の音声ファイルの納品直前。「全ファイル、-23dB、ゲイン調整しておいて下さい。」というリクエストが・・・
→『WaveLab』ならば、即対応可能です!
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また、『WaveLab Pro』の別の機能の活用として、中村さんは、マスタリング作業の際、通常の波形表示に加え、『WaveLab Pro』に搭載されている「ラウドネス」表示を用いて、楽曲の「タイムライン上」の実際のレベル増減を俯瞰しながら編集をされているとのこと。
この「ラウドネス」表示では、曲中のピーク値も一目で視認出来る為、例えば「レベルを入れる(音量を上げる)」際にも効率のよい作業が行えるとのこと!
なるほどです!
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音を扱うプロフェッショナルの為に進化を重ね、今回、新たなver.9.5を数えた『WaveLab Pro』。
同Steinberg社の『Cubase』、『NUENDO』ユーザーのみならず、全てのDAWユーザーにおススメしたい、“秘密道具”です!
※オーディオ・インペインティング機能、DDP関連機能、バッチ機能、ラウドネスメーター等が含まれない簡易版、Elementsもございます。
■Steinberg WaveLab Elements 9.5
※現在流通の『WaveLab』各製品には、『9』のインストーラー版パッケージも混在しています。(インストーラーが同梱されています。)こちらは、ダウンロードにより、『9.5』へアップグレード頂けます。
※今後、『9.5』パッケージ製品は“ダウンロード”版となります。(インストーラーは同梱されません。)
※2017年9月27日以降に登録をされている『WaveLab 9』ユーザー様は、『9.5』へ無償でver.アップ可能です。
[ 学生・教員の方向けアカデミック版もございます。]
・WaveLab Pro 9.5 アカデミック版
・WaveLab Elements 9.5 アカデミック版
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プロが喜ぶお役立ち機能が満載の“オーディオ編集”専門ソフト、『WaveLab Pro 9.5』。
凄いです!
※2017年10月25日:一部情報を更新致しました。