【Heil Sound】 “マイクロフォン”の革新。Bob Heil が作り上げたダイナミックマイクの進化系。
1960年代、Bob Heil はライブ用サウンドシステムの専門家として地元 St.Louis を中心にいくつもの現場をこなしていました。
そして1970年2月、Bob Heilに一本の電話が掛かってきます。
「やぁ。君が、凄く大きなPAシステムを持っていると訊いて電話したんだ。」
それは、Greatful Dead(グレイトフル・デッド)のJerry Garcia(ジェリー・ガルシア)からの電話でした。
事実、Bob Heil は地元のFoxシアターから譲り受けた巨大な Altec Lansing A-4スピーカーキャビネットに15”のJBL D140sを仕込み、更には4基のラディアル・ホーンを組み合わせた、前代未聞の大型サウンドシステムを構築していました。当時ビートルズのスタジアム公演でさえ、10”のボーカルPAシステムが使用されていた時代でした。
その後、HEiL Sound の巨大PAシステムは、Greatful Dead のツアーに帯同され、無くてはならない機材としてGreatful Deadを支えます。
現代に至る、巨大PAシステム時代の幕開けでした。
その一夜をきっかけに、Bob Heilには以下の多くのアーティスト達からオファーが舞い込む事になります。
The Who, The James Gang, Jeff Beck, ZZ Top, Humble Pie, Seals & Croft, Bachman-Turner Overdrive, Leslie West, J. Geils, Ike and Tina Turner, Chuck Berry etc.etc.