「電源ケーブルを自作する」、体験レポート!【オヤイデ電気】

3月初旬のある週末、秋葉原のとあるビルの一角・・・

こんなイベントが開催されました。

【オヤイデの次世代電源コネクターARMORED Seriesで電源ケーブルをつくろう!自作講習会】

「電源ケーブルが変わると音も変わる」という大前提。
もちろん、パワーレック店頭でも、「使い易いモノ」から「ごっついモノ」まで、各種オヤイデ製電源ケーブルを店頭販売しております。

・・・を「自分で作る。」と!

作る、といっても、コレに、


コレ等を取り付ける、という、言葉で表すと、シンプルな作業。

「コレならイケル、かも!?」

実際に体験して参りました!

机の上に、ズラリと並んだ部材&ツール&資料(&お茶)。

こちらが、本日の主役!

ケーブル: TUNAMI NIGO V2
プラグ: AP-004 & AC-004
今回、この部材を組み上げて電源ケーブルを自作します!

こちらは、お借りした道具群。

ドライバーNo.1、No.2、No.0
ヘビースニップ、と呼ばれる鋏。←もちろん、よく切れます!
そして、“バイス”、と呼ばれていた小型万力

更に、後で大いに威力を発揮した「スケール付き」の台紙

加えて、このお手製マニュアル

その中身!恐ろしく丁寧です!

このマニュアルを見ながら、更にはオヤイデ・スタッフさんの解説を聴きながら、早速作業に入ります!

まずは、プラグをバラします!

「ネジは無くならない様に、袋に入れたり・・・種類も分けておくとイイですね。良く見ると長さが違います。」
なるほど、早速、実践的なアドバイスが入ります!

両端、バレました!


コレだけで、既に作っている感が(笑)←ネジを外しただけです・・・

本体、行きますよ!

今回のケーブル TUNAMI NIGO V2 の構造・・・

2つの導体を発掘するのですね!

※TUNAMI NIGO V2には、構造上、アース線がありません。BLACK MAMBA V2、TUNAMI V2ケーブルにはアース線がございます。

まずは端から3cm付近までのシース(被覆)を・・・

コレ、想像以上に硬かったです!
お借りしたヘビースニップ(鋏)が、早くも大活躍!

続いて・・・マニュアルに【難所】とあります(笑)

カーボン層に包まれた「アモルファス混合ポリオレフィン」層から成る、「介在」エリアへトライ!
厚みがあり、かつ、カーボン層の下層は柔らかく、もちろん、中身の「導体」を切ってはならぬ訳で・・・確かに【難所】、です!
“切らない様に、切る”・・・導体の絶縁体シースを傷つけながらも(笑)ジワジワ作業を続け・・・
何とか導体(のシース)が見えてきました!

介在、カット・オフ、完了!

続いて、導体に取り掛かります!
台紙のスケールに目印されている1.4cmで、絶縁体をカット・オフします!

ゴツイの、出てきましたよ!

このTUNAMI NIGOケーブルでは、「ねじらずに、まっすぐ」絶縁体を引き抜きます。←これは、この直後の「なるほど!なワザ」の為!

コレが、今回感心したワザのひとつ!

導体2分割&ねじり「Y」
ぶっとい導体だからこそ出来る、この「自分でY」状態!Yラグを使わず、導体とプラグの“ストレートな接触”、かつ、“がっちりホールド”を実現するこのワザ!
指先、痛くなりましたが(笑)

シートのスケールで「Y」の開き幅を調整し・・・

万力にプラグをスタンバイ・・・

ケーブル導体、入りました!

プラグを固定!
ここで注目!

新たなARMOREDシリーズのプラグ群に新採用された、この導体固定部。
ケーブルを中央寄りにセッティングし易い新機構!

素人の私でも、このごっついケーブルを“かなりいい位置に”セッティング出来ています!

キャップを戻し、プラグ側、完成です!

ここまで、概ね1時間・・・!!!
思った以上に時間が経過しています・・・

そして、もう一回同じ作業をする・・・のですね(笑)
この時点で、完成品で販売されている商品の「ありがたさ」が既に身に染みています(笑)

では、初心に戻り、コネクター側を!

お、2度目は流石に、少し慣れが。
こちらでも、もちろん導体を「Y」化

プラグのケーブル孔に幅をあわせて、セット&挿入。

ネジ留め!

こちらも同様に、うまい事、センターに寄せてセッティングできました!

キャップして・・・
自作電源ケーブル、【完成】です!

イイ感じです!!!

後半は繰り返しの作業だったコトもあり、幾分スピードもアップ。
全編で約1時間40分の工程でした!
慣れると、1時間強?
が、そもそも、あの強力な鋏とか、万力とか・・・道具を持っていないです(笑)
そして、終わってみると・・・やっぱり「指が痛い」(笑)

自ら完成させたケーブルは、もちろん可愛いのですが、やっぱり「完成品には意義がある!」と強く感じた体験でもありました(笑)

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■■■Oyaide電源ケーブル【完成品】の人気商品群■■■
※プラグ、導体は記事中と同じモノはございません!各種、御利用環境に応じてお選び下さい!

★録音機器周りの“基本”ケーブル★
Oyaide / BLACK MAMBA-α V2 1.8m

音像バランスはそのままに、明瞭感を増す、絶妙な性能。
機材の持ち味を損なわずに品質を向上させる、優良ケーブル。
迷ったらコチラ!

★進化した“ツナミ”。★
Oyaide / TUNAMI GPX-R V2 1.8m

超極太ケーブル体と高性能プラグが産み出す、上質な“パワフル”。世に知られたオヤイデ“ツナミ”の進化形態。

★“現場”のケーブル。★
Oyaide / L/i50 G5 1.8m

現場でしばしば請われる、もうひとつの機能 = “柔軟性”。
高い導通性能と柔軟性の2面性を確保した“仕事ツール”、L/i50。
こちらは、余裕のある長さ、使い易いプラグ形状が配された、楽器店での主流モデル。

 
(レポート by S.N.)

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