ライブ機材(?)レポート! ~ アンデスの壁 Live at HBC 2015Nov.

The Wall of Andes LIVE
2015.Nov.30
at Hot Buttered Club / 渋谷

the_wall_of_andes_HBC_sign.jpg

The Wall of Andes / アンデスの壁。

メンバー:
Sax : Kaizan
Woodbass : Muraki
Ac.Guitar & SE : AO

wall_of_andes_hbc_nov15_3.jpg

RECKB沼田、セッティングからお邪魔しました!

早速ですが、SaxのKaizan(中里介山 / ナカザト・カイザン)さんの持ち込み機材から!

ラックの中に、

Neve 1073
Lexicon PCM80。

rack_kaizan_1.jpg

・・・
えぇ、SAX用の機材です!(笑)

そのラックの上には

Eventide TimeFACTOR
Electro-Harmonix Q-Tron
MOOG Mooger Fooger Analog Delay

rack_kaizan_2.jpg

・・・
えぇ、こちら、SAX用の機材なんです!!(笑)

Kaizanさんのマウスピース部には・・・
DPA 4060が装着されています!!

kaizan_4060_dpa.jpg

そう、Kaizanさんは、SAXにエレクトロニックを積極導入!
エレクトロニックといえば、の大御所、エレクトロニック・トランペット奏者の近藤等則さんとも知己の間柄!
このエレクトロニックSAXシステムも、近藤さんとアイディアを共有されています!

というか、NEVEって!(笑)
パワーレック的には、いつでもレコーディング・スタンバイ、な感じです!(笑)

こちらのHot Buttered Clubでは、普段もこだわりのマイクケーブル、独SOMMER製「Galileo」線を使用しているのですが、今回のKaizanさんのシステムには、“あの”Oyaideの白いケーブル、『TUNAMI Terzo』をイン/アウトにセッティング!
えぇ、レコーディングではなく、あくまでもライブ・セットですよ!(笑)

機材だけで、既に沼田の期待値、うなぎのぼり!

そして、ステージ中央のブース付近に目を移すと・・・
アコギ&ボイス&SE担当、AOさんが機材設置中。
ao_setting.jpg

AOさん = 阿尾茂毅 / アオ・シゲタケさん。
阿尾さん!?
そう、パワーレック的(?)には、フィールド・レコーディングの名手として知られる、エンジニアの阿尾茂毅さんがそこに!(< 過去に当店のフィールド・レコーディング・セミナーの講師をして頂いた事も!)
阿尾さんは、サラウンドPAエンジニアとしても知られ、更にはご自身でDJ活動もされていらっしゃるとは聞いていましたが、更に更に、こんな活動までも!
沼田、俄然、盛り上がって参ります!

阿尾さん/AOさんの機材は・・・
アコギ用にAERアンプ Bingo
の上に、SE用小物。
足元に、
AKAI Head Rush
BOSS Blues Driver

そして、手の届く場所にSE用CDプレイヤーを設置。
ao_set_2.jpg

実は、会場のHot Buttered Clubの音響機材選定にもAOさん/阿尾さんが関わっていらっしゃるとのこと。
Hot_Buttered_Club_sign.jpg
スピーカーには、RCF。
MixerにはMIDAS。

なので、常設マイクケーブルのセレクトにもこだわりが出てくる訳ですね!

そして、WoodBassのMuraki(村木 充 / ムラキ・ミツル)さん
の足元に、も、マルチエフェクター!
muraki_m9_line6_w_bass.jpg
Line6 M9がスタンバイ!

もう、このバンド、どうなってるんでしょう?(笑)

アコギ、SAX、ウッドベース、そしてSE。
JAZZ、R&Bの語法で“音”を聴かせる異能集団。
それが
The Wall of Andes / アンデスの壁
wall_of_andes_hbc_nov15_1.jpg

ここ、渋谷のHot Buttered Clubで不定期に繰り広げられている、ある種、実験音楽的な音楽パフォーマンス。
でも、そのテイストはあくまでも有機的。
実際に、お客さんの男女比は女性率高し。
実験音楽特有(?)のハードコアな空気はございません(笑)

その演奏。
SEが流れる中、ふと楽器が鳴り始め、空間を満たします。
いつの間にかアンサンブルとなり、会場の時間が流れ始めます。
ao_wall_of_andes_1.jpg
kaizan_wo_andes_2.jpg
muraki_wo_andes_1.jpg
各楽器のFXも効果的に挿入されます。
Murakiさんによる、ウッドベースのループ・プレイが繰り広げられる場面も!
これが、また素敵で!(笑)

そして。

AOさんいわく
「本気のSE」
が効果的に楽曲に溶け込み、あるいは演奏を誘発します。
SEに関して、The Wall of AndesのFBにはAOさんによるこんなメモも。
↓↓↓

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昨日のthemeは”水”ということで、何かうまく伝わりましたでしょうか?
sound effectの場所とか、書いておきますので、是非memoしておてくださいね。

1st stage
奄美大島 用安 神の子 水源の水の音(夏)
m-1 ao guitar solo
m-2 too late now ao+kaizan duo
水滴 雨だれ 自宅で収録
m3 muraki+kaizan+ao improvisation

2nd stage
宮城県三陸町 廃校付近 カエルと土管の中の音
m-4 muraki improvosation
muraki+kaizan+ao
奄美大島 用安地区 ビラの波音
m-5 PINA
奄美大島 用安地区 ビラ突堤付近の水中の音
m-6 cloudy
m-7 each other LOVE
奄美大島 川の流れ
m-8 milk tea blues
m-9 sign

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本格度、違います!
実際、AOさん自ら収録のSEは、どれも、耳を奪われる音の良さ!
「SE」を聴くだけでも、お酒、進みそうです!(笑)< お酒では無く、お茶、コーヒー、ジュースでも可!(笑)

今回、ステージ横では、こんなセッティングも。
mackie_zoom_hbc.jpg
MackieのミキサーZOOMのレコーダーによる、マルチトラック・レコーディング!
機動力重視のこの簡易なRECシステム。
この辺りも阿尾さん的な!(笑)

The Wall of Andes / アンデスの壁
wall_of_andes_hbc_nov15_main.jpg

2016年、ますますのご活躍を期待します!

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